01.適性検査―パーソナリティの疑問
Q:適性検査(パーソナリティ)に事前対策は必要でしょうか?
A:学力と違ってパーソナリティを問うため、事前の対策は不要です。
適性検査(パーソナリティ)を採用試験に取り入れている企業は就活生の皆さんの特性や傾向を見て、自社に合っているかという視点でパーソナリティの検査結果を見ています。
就職したい企業の内定を目指す中で、できるだけ良い人・合う人に見られたいと思う気持ちはとてもよくわかります。例えば、積極的にリーダーシップをとるのは苦手なタイプであっても回答欄には“得意”と回答していませんか?このような回答の仕方はおススメできません。自分の考えとは反対の回答で採用試験に合格し、もし仮に自分を偽ったまま入社してしまったら?と考えてみましょう。毎日働く中で自分の根本的な特性や性格を、企業が求める姿に寄せていくのは大変です。無理をしすぎると体調を崩す恐れもあります。
このようなリスクを取らなくても、適性検査はもともとの性格や行動傾向を知るために行うことを目的としています。そのため検査結果だけで不合格は出さないという企業も多くありますので安心してください。またよく見せようとするあまり回答にブレができ、「この検査結果には信憑性がない。」と判断される場合もあります。これでは適性検査で企業に自分のパーソナリティを知ってもらう機会を逃すことになるので、気負わずに自然体のご自身で受けてみてくださいね。
選考中に適性検査の結果を伝える企業は少ないので、自分にどんな性格的傾向があるか知りたい人は選考を受け始める前に結果のフィードバックがあるイベントに参加してみるのもオススメです。自身の強みなど自己理解にもつながります。
ちなみに・・・
高木工業では適性検査(パーソナリティ)を受験できるオープンカンパニーを行っています。
バックオフィス志望でも、なかなか仕事内容が具体的にイメージできていない、選考の際に自分の何をアピールすればいいかわからないというケースも多いと思います。適性検査のフィードバックを通じて、バックオフィス部門のどのような部署で活躍できる強みを持っているかをお伝えいたします。自身の適性について理解を深め、志望動機作成に活かしてください。皆さんの参加をお待ちしています。
高木工業株式会社のインターンシップ&キャリア情報・企業情報|リクナビ2026 (rikunabi.com)
02.適性検査―学力試験の疑問
Q:適性検査の筆記試験へはどのような対策をしておくとよいでしょうか?
A:企業が行う試験の種類を事前にリサーチし、毎日コツコツ勉強しておきましょう。
筆記の試験は問題や受験方法などに様々な種類があります。
1つ目は受験する場所です。大きく分けて会場型(テストセンターなど)とWEB型(自宅で受験)があります。志望の企業から案内が来るのでその指示に従って受験します。
2つ目が試験の種類です。学力試験の中にも様々な種類があります。
1番メジャーなのがSPIというもので利用している企業が多いため、就活をしていると受ける機会が一度はあるでしょう。問題はパターンが決まっているので対策問題集などでコツコツ勉強を行えば、多くの人が6~7割程度は正解できる試験です。時間制限もあるので、時間内で正確に問題を解く力が求められます。
私が就活生の時には問題集を1冊購入し、その問題集をひたすら解いていました。始めは一冊分すべての問題を解きどのような内容が出るか確認。その後は自分の苦手なところを何度も解き慣れていく作業です。これを適性検査を受け終わるまでは毎日15~30分程度行っていました。
また正解率が上がってきても素早く問題を解くことが苦手だったため、受ける直前には通しで試験予想問題を数回解き時間配分の感覚をつけることも意識していました。
今回例に挙げたSPI以外にも玉手箱、CABなど学力試験にはいくつか種類があります。どの試験も独自の傾向やパターンがあるので、事前の対策が必須です。可能であればオープンカンパニーや説明会などで筆記試験はどの種類を行うのか質問してみてください、もしかしたら教えてくれるかもしれません。
どの試験を行うか教えられませんと言われてしまった場合は、業界の傾向や一般的なもの(SPIや玉手箱など)を勉強しておき、会場案内やURLなどで試験内容がわかったらそちらの対策に全力で取り組んでください。最後の追い込みであってもするのとしないとでは結果が変わってきます。
03.まとめ
今回は適性検査に内容を絞って、就活生の皆さんが疑問に思っていることに答えていきました。パーソナリティの試験は自分らしく素直に、学力試験はコツコツ勉強し日頃の成果を出し切ってください。
適性検査を行う理由は様々ありますが、面接に進める人数を絞りたい、面接内容と適性検査の内容に整合性が取れているか確認したい、本人も気がついていないような強みは無いか知りたいなど各企業によって様々です。
そのため、就活生の皆さんには各企業の求めるものは企業によって異なるということを念頭に置き当日はリラックスして、自分らしく挑んでいただきたいです。