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警備員の仕事を徹底解説|将来性や正社員とアルバイトの違いとは?

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警備員の仕事について「外での仕事が多く大変そう」「楽ではなさそう」といったイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

警備員は、人々の安全を守る重要な役割を担っており、たしかに決して楽な仕事ではありません。しかし、社会的に需要が高く、安定した仕事を求める人にとっては魅力的な選択肢の一つです。

本記事では、警備員の仕事内容や将来性について解説します。アルバイトとの違いにも触れながら、正社員で働くメリットをお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

01.警備員の仕事とは


警備員の仕事は、人の安全を守るという点で警察官と共通していますが、その役割や仕事内容は異なります。警備員は民間の警備会社に雇われることが一般的であり、主に企業の依頼に基づき、人々の安全確保や施設の警備といった業務を遂行します。

一方で、警察官は国や地方自治体が採用する公務員です。法執行機関として、犯罪の捜査や摘発、交通違反の取り締まりなどを行える権限を持ちます。警察官になるには、採用試験やさまざまなシチュエーションを想定した訓練など、警備員と比べてハードルが高いといえるでしょう。

実際のところ、警備員の仕事は機敏さが求められるわけではなく、高齢者でも活躍できる仕事です。ただし、屋外の暑さや寒さ、長時間の立ち通しに耐える必要があるため、決して楽な仕事ではありません。

しかし、日勤と夜勤の勤務形態を選べるので、個人の生活リズムに合わせて柔軟に働きたい人にとっては、理想を実現しやすいメリットがあります。

 

02.警備員の仕事は法律で分類されている


警備員の仕事は、警備業法に基づき第1号から第4号まで区分されます。それぞれの区分における警備の対象物と具体的な仕事内容は、次の通りです。

1号警備:施設警備

第1号に分類される「施設警備」とは、オフィスビルや大型ショッピングモールなど施設に駐在する警備員を指します。主な業務は入退館の管理や巡回監視、防犯システムの運用など、建物内外における安全確保です。

実際に、警備員の仕事の多くが、1号警備に該当すると言われています。ほかにも、工場や学校、医療機関、公共施設など、基本的には屋内に人が多く集まる施設での業務が中心です。

2号警備:交通・雑踏警備

第2号の「交通・雑踏警備」とは、交通誘導やイベントでの警備を意味します。交通誘導とは、工事現場や駐車場などで、車両や歩行者を安全に通行させることです。また、雑踏警備では、主に混雑した場における入退場者の整理や車両を誘導します。

スポーツ競技やコンサート、お祭りなどの人が多く集まるイベントでは、事故や事件を防ぐのに警備員の存在が欠かせません。1号警備とあわせて警備会社の仕事に多い業務の一つです。

3号警備:輸送物の警備

第3号「輸送物の警備」の代表的な例として、銀行の現金輸送や核燃料など危険物質の運搬が挙げられます。具体的には、貨物車両の監視や積み降ろし作業時の安全確保、輸送中の警護といった業務が中心です。

危険が伴うケースも珍しくなく、警備員の仕事の中でも経験を必要とする領域です。輸送の際に起こりうる盗難や事故を防ぐには、リスク認識能力やルート選定における柔軟性、トラブル発生時の対応能力が求められるでしょう。

4号警備:身辺警備

第4号の「身辺警備」とは、さまざまな危険から対象者の生命や財産を守ることです。いわゆるボディーガードと呼ばれ、VIPや要人の警護だけでなく、ストーカーの被害者や見守りを必要とする高齢者や子どもなど一般の人々も警護の対象になります。

業務には危険が伴う一方で、身辺警備を担うのに特別な資格はいりません。しかし、実際には警備員としての経験はもちろん、空手や柔道の有段資格者が重宝されています。

 

03.警備員の仕事は社会的需要が高い


警備員の仕事は、人々の安全を守るという意味で、社会的に需要が高い職種の一つです。

そのため、今後も仕事がなくなる可能性は低いといえるでしょう。

警備員として働くなら正社員がおすすめ

警備員の仕事は、たとえ未経験や無資格であってもアルバイトとして働けます。しかし、将来的なキャリアや収入面などを重視するなら、正社員の道を選ぶのがおすすめです。ここからは、警備員として正社員で働くメリットを3つ解説するので、参考にしてください。

幅広い業務を経験できる

正社員で働くメリットは、アルバイトと比べて、幅広い業務を経験できる点が挙げられます。

現場の仕事はアルバイトでも担えますが、管理業務などは正社員に任せる企業がほとんどです。携わる業務が多岐にわたれば、知識やスキルの幅を広げられるでしょう。

業務によっては、警備員としての経験が評価されるものもあります。正社員として責任あるポジションで経験を積むことで、将来的に希望の業務に従事できる可能性も高まります。

アルバイトと比べて年収が高い

警備員として正社員で働く場合、アルバイトと比べて年収が高いメリットがあります。なぜなら、管理業務などの重要な仕事を任される分、正社員のほうが給与を高く設定しているためです。

実際に、警備員のアルバイトは、日給制で働いているケースも珍しくありません。一方、正社員は基本給に加えてボーナスや手当などの福利厚生が充実していることが多く、安定した収入が期待できます。

キャリアアップを目指せる

警備員の仕事は、アルバイトよりも正社員で働くほうが、キャリアアップの選択肢を広げられるでしょう。たとえば、警備員に関連する国家資格を取得するなどして、管理職へキャリアアップを目指すことも可能です。

自身のスキルや経験を活かしてキャリアアップできれば、昇給にもつながります。そのため、警備員として腰を据えて働きたい場合は、正社員が適しています。

 

04.まとめ

警備員の仕事は、施設警備や交通警備をはじめ、人々の安全を守るために重要なものばかりです。したがって、警備員は社会的な需要が高く、今後も仕事がなくなる可能性は低いといえるでしょう。

警備員になるには、アルバイトとして働くことも可能です。しかし、正社員として働くほうが、福利厚生などの待遇もよく、将来的なキャリアの幅が広がるメリットがあります。警備員の仕事に興味がある人は、ぜひ正社員の道を検討してみてください。

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