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派遣に向いている人の特徴は?向いていない人の特徴や注意点も解説

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「定時で帰りたい」「余暇を十分に取りたい」など、ワークライフバランスを考えて派遣を考える方も多いでしょう。
派遣という働き方には、プライベートを有効活用できる・フレキシブルに働ける・さまざまな職場を体験できるなどの魅力があります。
しかし、メリットのみで判断して働き始めると、「向いていなかった」と後悔する可能性があるため注意が必要です。
そこで本記事では、派遣に向いている人・向いていない人の特徴、注意点について紹介します。

01.派遣に向いている人の特徴


派遣に向いている人の特徴は、以下の通りです。

●ワークライフバランスを重視する人
●特定のスキルに特化したい人
●さまざまな会社や職場で働いてみたい人

1つでも当てはまれば、派遣に向いていると判断できます。ぜひ参考にしてください。

ワークライフバランスを重視する人
派遣は契約によって仕事内容が決まっており、突発的な残業などは少ないため、ワークライフバランスを重視する人に向いています。
幼稚園や保育園への送迎がある人や、家族との時間や趣味の時間などを確保したい人に最適な環境です。
また、時間帯など条件に合う企業で働けるので、ダブルワークを前提にする人も思い通りのスケジュールで仕事ができます。

特定のスキルに特化したい人
正社員とは異なり、派遣の仕事内容は契約で具体的に決まっているため、特定のスキルに特化したい人に向いています。
習得したいスキルが明確な人や得意分野の業務のみを行いたい人は、ストレスなく働けるでしょう。
実技を通じたスキルアップ講座を開催している派遣会社もあるので、派遣先の企業以外でも技術を習得するチャンスがあります。

さまざまな会社や職場で働いてみたい人
派遣社員は1つの職場での契約期間が3年間などと決まっているため、さまざまな職場や企業で働いてみたい人に向いています。
定期的に職場が変わることで仕事内容や人間関係が新しくなり、常にフレッシュな気持ちで働けるのが特徴です。
また、企業ごとに社風や理念が異なるので、多くの職場を経験することにより価値観を広げられるでしょう。

02.派遣に向いていない人の特徴


派遣に向いていない人の特徴は、以下の通りです。

●キャリアアップや収入アップを重視する人
●ジェネラリストとして多種多様な業務を経験したい人
●1つの会社で長期的に働きたい人

働き始めてから後悔しないために、向いていない人についてもチェックしましょう。

キャリアアップを重視する人
「リーダーや管理職になってプロジェクトをまとめたい」「経営に携わりたい」等、裁量と責任のあるポジションに就いてキャリアアップを実現したい人にとっては、派遣よりも正社員の方がおすすめです。
また、正社員の方が昇給や昇格の条件が明確で、キャリアアップのルートが分かりやすいため、ポジションを上げるための対策を行いやすいでしょう。

ジェネラリストとして多種多様な業務を経験したい人
ジェネラリストとしてさまざまな業務を経験したい人は、派遣に不向きといえます。
派遣は特定のスキルに特化して働くケースが多く、ジェネラリスト志向の人は物足りないと感じる可能性があります。
営業・開発・経理・人事など職能をローテーションしたい人は、正社員の総合職に就くと理想に近づくでしょう。

1つの会社で長期的に働きたい人
派遣は原則3年間で職場を離れることになるため、1つの会社で長期的に働きたい人や終身雇用を希望する人には向いていません。
ただし、例外として派遣会社によっては正社員登用制度があり、下記特徴に当てはまる方は正社員として採用されやすく、1つの会社で長期的に働くことができます。

●仕事ができる
●社内で良好な人間関係を築いている
●正社員になりたいという意思表示をはっきりしている

「長期的に働きたいけど、雇用形態は派遣がいい」という方は、無期雇用派遣(常用型派遣)を選ぶことも可能ですが、派遣先を選択できない場合があるため注意が必要です。

03.派遣社員になるうえでの注意点


派遣社員になるうえでの注意点は、以下の通りです。

●社会的な信用が低く見られがち
●自分の専門スキルがないと年収アップは難しい
●慣れた頃に職場を離れることになる

注意点を十分検討してから、働き方を決めましょう。

社会的な信用が低く見られがち
派遣社員は正規雇用ではないため、社会的な信用が低く見られる風潮があります。
クレジットカード・住宅ローン・賃貸物件の利用において、正社員よりも審査を通過しない可能性があるため注意が必要です。
「将来は大きな家を建てたい」などの理想を持っている場合は、正社員も視野に入れて考えましょう。

自分の専門スキルがないと年収アップは難しい
原則、派遣社員は能力によって時給単価が変動するため、自身に専門スキルがなければ年収アップは難しいのが実情です。
また、正社員は年次昇給や昇進、好業績時のボーナス還元などがありますが、派遣社員は自動的な年収アップは期待できないでしょう。
そのため、派遣社員として高収入を目指す場合は、資格を取得するなど継続的にスキルアップを行ったり、時給の良い派遣先へ変更するのがおすすめです。

慣れた頃に職場を離れることになる
基本的に、派遣社員は3年間で職場を離れなければなりません。次の職場でも同業種に従事すれば実務経験は積めますが、同僚との深い関係性を築くのは難しいでしょう。
3年かけて職場特有の雰囲気に慣れ、たとえ周囲との関係が良好であったとしても、契約内容には従う必要があります。
新しい職場で新鮮な気持ちで働けるメリットもありますが、仕事を覚え雰囲気に慣れるのに時間がかかるため、環境変化が苦手な方は注意しましょう。

04.まとめ


派遣は労働期間、業務内容などが契約で定められており、ワークライフバランスを重視する人やさまざまな会社で働いてみたい人に向いています。
一方で、キャリアアップを重視したい場合や1つの会社に腰を据えたいのなら、派遣は物足りなさを感じる可能性があり、不向きといえるでしょう。
また、社会的な信用が低く見られがちな点や、専門スキルがないと年収アップが難しい点も派遣の注意点です。
本記事を参考にしながら、派遣という働き方を検討してみてください。

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