01.本命企業の選考リサーチ・対策をしよう
●選考内容を調べる
現段階で志望度が高い企業が何社か出てきていると思います。12月はその企業の選考内容を確認しましょう。選考内容は前年のものと大きくは変わりません。1つ先輩が対象のナビサイトや企業の採用サイトで確認しましょう。
●選考の対策をする
どんな選考であっても一度自分で準備をすることは必須です。
●履歴書の記載内容を確認し、文章を1度作成する。
●面接時、よく聞かれる質問について回答集を作る。
●作った文章を声に出して読み上げ、流れが不自然ではないか確認する。
1回作ってみると文章量が適切か、エピソードが思いつかず答えられない質問が無いかなどがわかります。これらの自分自身でできる準備をしてみましょう。
●第三者の視点でアドバイスをもらう
選考の準備をひと通り行ったら今度は自分以外の人に内容を見てもらいましょう。
具体的には以下の通りです。
●先輩に履歴書の添削をお願いする。
●キャリアセンターで面接の練習をする。
●グループワークをする授業に出席する。
私は大学のキャリアセンターに履歴書の添削を何回もお願いしていました。
自分では完璧な内容に仕上がったと思っていても、添削してもらうと自分の言いたいことが正確に伝わる文章になって返ってくるからです。これは私が作った「言いたいことを詰め込んだ文章」から、キャリアセンターの手を借りて「面接官に伝わる文章」にアップグレードされたからです。
初めのうちは経験者やプロにアドバイスをもらい、面接官に伝わる内容にしていきましょう。
02.企業との関係を深めよう
●イベントへの参加
志望する企業が主催するイベントの案内が来た場合はできる限り参加しましょう。以前に1度参加しているし、絶対応募するから参加しないではなく、志望度を高めるという意味合いで参加しましょう。何度も参加すると、似た軸や目標を持った学生が参加者に多いことに気が付きます。これは回数を重ねるほど、企業が伝えたいメッセージに共感した人が集まってくるためです。
そのような仲間と働く自分をイメージすると、その企業の志望度はさらに高まるでしょう。志望度が高まると、それが自然に履歴書の文章や面接の受け答えに熱意としてのって面接官に伝わります。
03.初めての選考を受けよう
●“大本命”企業を受けるタイミング
早い段階から就職活動を始めている皆さんには志望度が高い企業、いわゆる“本命企業”ができ始めたのではないでしょうか。
その中でも1番の“大本命”の面接を1番初めに受けることが無いようにしましょう。
「大本命なのだからこそ早めに受けた方がいいのでは?」と思う人もいると思います。その考えは正しいです。しかし「1番初め」に受けることだけは避けてください。
●初めての面接は予想外の連続
なぜ1番に受けてはいけないのでしょうか。
初めての面接を想像してみてください。慣れない場所や人。それに加え質問に「うまく答えなくては」という気持ちが働きます。
その気持ちとは裏腹に反省が多いのも初めての面接の特徴です。焦りで回答の着地点を見失ったり、話しているうちに質問内容を忘れてしまったりという失敗はよくあります。自分が一番入社したいと思っている企業の選考で、このような不慣れから生じる失敗をしてしまうと後悔することになるでしょう。
●初めは大本命以外の“志望”企業を受けよう
初めての選考に緊張と失敗はつきものとして、始めは大本命企業以外の志望企業を受けて場の空気を掴みましょう。自分がどの程度緊張するのか、受け答えは自然か、よく聞かれる項目などがわかってきたら大本命企業の面接に挑戦してください。
そのためには就活解禁前ではありますが、早期選考の案内があればエントリーしてみましょう。
04.まとめ
今回は志望企業がある程度固まってきた大学3年生の冬の行動についてまとめました。
ポイントは以下の3つ
①選考内容のリサーチ、練習、第三者にアドバイスをもらう。
②志望企業のイベントへ参加。
③選考経験を積み、場の雰囲気を掴む。
これらが準備できれば早期選考の波に乗りながら、本選考対策にもなります。
ぜひこれまでの勢いそのままに、今後の選考への準備を進めましょう。