01.チェック1:今の就職活動の優先順位は何位か?
●就活の優先順位を上げる
授業、ゼミ、アルバイト。皆さん様々なことを掛け持ちしている中で就職活動の優先順位は何位でしょうか。
授業やゼミに出席し、課題やテストをやらないと単位は取れませんし、アルバイトもシフトに入らないとお給料がもらえません。そのため時間をかけるものとして就職活動よりも優先順位を高くしている人も多いでしょう。
しかし就職活動は違います。「大学4年生になってからが本番だ」「まだナビサイトもオープンしていない」などの理由で後回しにしてしまっているのではないでしょうか。しかし早期化している就職活動でその感覚は危険です。
取り掛かるのは大変なので後回しにする気持ちは十分にわかりますが、就活は人生の次のステージを決めるための大切なものです。優先順位を学業、アルバイトなどと同じくらい上げて取り組みましょう。
反対に志望企業の内定が早々に決まってしまえば、残りの学生生活は自分のやりたいことに使うことができます。
02.チェック2:気になる企業はあるか?
●気になる企業とはどんな企業なのか
就活生の皆さんには気になる企業はあるでしょうか?この問いに対して
「気になる企業がわからない。」「興味を持つ企業がないから動けない。」という人もいると思います。
では問いを変えます。
「どんな仕事をしているのか知らない。」「仕事内容のイメージはあるけど実際にイメージ通りの仕事をしているのか。」「1日の仕事の流れがわからない。」
このような疑問はあるでしょうか?
この時期はこれらの疑問を持った企業=気になる企業と捉えてみましょう。これらすべてを「気になる企業」にまとめるのは少し強引にも見えますが、始めに考える“気になる”とはそれくらい業界・職種を絞らず幅が広いもので問題ありません。
●参加することで、選択肢を絞ろう
では気になる企業の中から、応募する企業を決めるにはどのように行動すべきでしょうか。
結論から言うと、まずはイベントや説明会への参加をお勧めします。
その理由ですが、実際に企業の担当から説明を受けたり、実践的な体験をしたりすると仕事内容のイメージが一気にできるためです。
私は就活時に興味本位で、ある企業のシステムエンジニア体験型のイベントに参加しました。プログラミングも体験できたのですが、実際にやってみるととても難しくあまり得意ではありませんでした。結果だけを見ると得たものは、システムエンジニアの仕事は向いていない可能性が高いということです。一見意味が無いようにも感じるかもしれませんが、大きな進歩です。自分の中の迷う要素を一つ減らすことができたのです。
反対に実際にやってみて楽しかったと言って、応募する職種をシステムエンジニアに絞っていた友人もいました。この場合はイベントでの経験を通じて応募する職種を決めることができたといえるでしょう。
このように興味があるかもしれないという状態から、実際話を聞く、やってみるとどう感じるのかを知ることができるのが1DAYのイベントや説明会の魅力です。
マイナビ掲載企業だけでも2万社以上あります。全部の企業は応募できないので、業界や職種などを絞るためにも気になる企業のイベントに参加してみましょう。
03.チェック3:参加申し込みした後にどんな不安があるか?
●友人を巻き込み参加のハードルを下げよう
就職活動という初めてのことに1人で挑戦するのは勇気がいります。その不安が先送りの原因になっている場合もあるでしょう。そんな時には周りの人を巻き込み、同じイベントや説明会に参加してみましょう。
同じ会場内に友人がいると思うと安心しますし、1回経験してみると大まかな段取りがわかって不安も軽くなると思います。友人と一緒だと帰りに反省会がてらご飯を食べてから帰るなど楽しみもでき、友人を一人にするわけにはいかないため直前にキャンセルする確率も下がります。
●企業の目的は、就活生に自社を知ってもらうこと
当日どんなことをするのかが不安という人もいると思います。
たくさんの企業のイベントに参加した経験から言えるのは、当日は企業説明やグループワークを中心に行い、極端に難しい課題をやることはないということです。
それはなぜかというとイベントや説明会は企業にとって就活生の皆さんを選考する場ではなく、あくまでも「当社はこんな会社ですよ」と知ってもらう場だからです。そのため大きな成果物や難しすぎる課題解決などは基本的に求められません。それを確かめると思って1回参加してみてください。
04.おわりに
就職活動のスタートを切るために、不安や疑問の分解をしてみました。
チェック1:今の就職活動の優先順位は何位か?
まだ先と思わず、就職活動の優先順位を高めて時間を作ろう。
チェック2:気になる企業はあるか?
“気になる”企業のハードルを高くせず、疑問を解消するため、ちょっとお試しの感覚で就活イベントに参加してみる。
チェック3:参加申し込みした後にどんな不安があるか?
ときには友人を巻き込み、まずは1回参加する。当日は企業を知ってもらうことを目的としたプログラムを行う企業が多いです。難しいことは求められません。
今までやったことがない挑戦をする際は、心配事はつきものです。
私も就職活動をしているときは不安でいっぱいでした。その中でも1番の不安は何をしたらいいのか、自分は就活の波に乗り遅れていないかだったと思います。この不安から抜け出すには強引ですが、一歩踏み出すのみ。
今の時期に動き出せばよい波に乗ることができます。大本命企業の内定を掴みましょう。